タピオカブームの前に一世を風靡したスナックを覚えていらっしゃいますか?

そう、ポップコーンです。 今やポップコーンブームは過ぎ去りましたが、最近「ポップコーンは栄養価が高い!?」という情報が飛び交っています。

本当のところはどうなのでしょうか?

ポップコーンの食物繊維はレタスの9倍!

ポップコーンは体に良いか、悪いかといったら、どちらかといえば“悪い”というイメージではないでしょうか。

ジャンクフードだと思われている方もいらっしゃいますが、実は違います。

ポップコーンは、食物繊維がとても豊富な食べ物。その量はなんと、レタスの約9倍にもなるほどです。

<100g中の食物繊維量>

・ポップコーン 9.3g

・レタス 1.1g

しかも鉄分の量も多いのです。その量は鉄分が多いとされているほうれん草の2倍以上

<100g中の鉄分量>

・ポップコーン 4.3㎎

・ほうれん草 2.0㎎

これは驚きではないですか?

ポップコーンは全粒穀物。つまり、玄米のように皮も丸ごと食べるということで、栄養価が高くなるのです。

とうもろこしとポップコーンは一緒?

女性は紅茶好きの方も多いので、紅茶派の方にも朗報を。

「あれ?ポップコーンはとうもろこしでしょ。そうしたら、とうもろこしも食物繊維や鉄分が多いの?」と思った方。

残念ながらそれは当てはまりません。

とうもろこしにはスイートコーン種、ポップコーン種などの種類があり、一般的なとうもろこしはスイートコーン種で、ポップコーンはポップコーン種です。

この違いが食物繊維量にも関係しており、ポップコーンが9.3gに対して、トウモロコシは3.0gとなっています。

また、とうもろこしの鉄分は0.8㎎と、やはりポップコーンよりは少なくなっています(ともに100g中)

ただし、とうもろこしも皮ごといただくため、比較的食物繊維量は多いといえます。

ホワイトデーには、チョコポップコーンを

ポップコーンといえば定番は塩味ですが、今ではさまざまなフレーバーが登場しています。ただ、この時期家で作るなら、ホワイトデーのお返しをかねてチョコレート味はいかがですか?

ポップコーンさえあれば、3ステップで作れますよ!

■材料(作りやすい分量)

ポップコーン 30g

チョコレート 1枚(50g)

ココア(無糖) 適量

■作り方

1.チョコレートを湯煎で溶かす。

2.ポップコーンを混ぜ合わせる。

3.ココアをまぶす。

まとめ

どちらかといえば、ポップコーンは体に良くないイメージがあるかもしれません。でも実は、栄養豊富なスナックです。

たとえば食物繊維はレタスの約9倍、鉄分はほうれん草の2倍以上など、ポップコーンは皮ごと食べられる全粒穀物なので、栄養価が高いのです。

またポップコーンはとうもろこしが原料になりますが、一般的なとうもろこしとは種類が違うため、栄養価も異なります。栄養はポップコーンのほうが上!

栄養のとれるおやつとして、ポップコーンを取り入れてみてはいかがでしょうか?


管理栄養士
長 有里子

sazukaru代表。管理栄養士。 39歳で体外受精を経験し、40歳で第一子を出産。自身の経験から、不妊治療をされている方に向けた「授かるごはん」講座を主宰する。 人気サイト「服部幸應先生の1週間ダイエットレシピ」の監修経歴をもち、現在は雑誌やサイトの栄養監修なども手掛ける。

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