暑い日が続く中、さっぱりササッと食べられる素麺は、夏の食事に欠かせませんよね。
ただし、素麺と麺つゆの組み合わせだけだと栄養不足。夏バテになりやすいのです。
では、それを解決するにはどうしたらよいでしょうか?
目次
- 夏バテとは?
- 素麺生活で栄養不足に!?
- 麺つゆに一工夫で、栄養アップ!
- 豆乳つゆ
- オクラつゆ
- まとめ
夏バテとは?
夏バテはみなさんもご存知の通り、夏の暑さによって身体がバテる状態をいうのですが、これには自律神経がかかわっています。
自律神経は、私たちの体温など体内の状態を一定に保つため、24時間体制で頑張ってくれている神経です。
ただ、暑い夏はエアコンの効いた部屋と屋外との温度差に対応するなど、自律神経の負担が増えがちに。
結果、神経のバランスが崩れて、だるさや食欲不振、不眠といった症状があらわれることがあります。これが夏バテです。
素麺生活で栄養不足に!?
夏バテ予防としては、規則正しい生活や十分な休息、睡眠、そしてやはり栄養バランスのととのった食事があげられます。
夏はどうしてもさっぱりとした素麺だけで食事を済ませる、ということもあるでしょう。しかしそれだけだと、ほとんど糖質しかとっていないことになり、栄養がアンバランスに。
栄養バランスを考えるなら、「糖質+たんぱく質+野菜」のセットを意識しましょう。
たとえば素麺を食べるなら、冷しゃぶサラダや天ぷらの盛り合わせ、ゴーヤチャンプルなどをプラスすれば、たんぱく源と野菜を組み合わせることができます。
麺つゆに一工夫で、栄養アップ!
素麺と麺つゆの組み合わせだけだと栄養不足になりがち。
そうはいっても、「糖質+たんぱく質+野菜」のセットが難しいときもあるでしょう。
そんなときは、麺つゆに簡単な一工夫をするだけでも、栄養の底上げができますよ。
・豆乳つゆ
材料を混ぜるだけで完成。
豆乳を使うことによって、たんぱく質や鉄分を補給することができます。
■材料(2人分)
豆乳(無調整) 200ml
味噌 大さじ1・1/2
めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1
すりごま 大さじ1/2
ラー油 適量
■作り方
味噌に豆乳を少しずつ加えて溶かし、他の材料と混ぜ合わせる。
・オクラつゆ
麺をつけ汁につけて食べるだけだと、血糖値が上がりやすくなり、太りやすい体に。
刻んだオクラやミキサーにかけてとろろ状にしたオクラをつけ汁に入れて食べると、オクラのネバネバ成分によって血糖値が上がりにくくなります。
■材料(作りやすい分量)
オクラ 1パック(8本)
水 80ml
■作り方
1.オクラはヘタを切り落とし、2等分にする。
2.ミキサー(またはフードプロセッサーやハンドブレンダー)に1と水を入れ、なめらかになるまで攪拌する。
まとめ
夏はさっぱりとした素麺だけで食事を済ませがち。でもそれだけだと、とっている栄養は、ほとんど糖質。そんな素麺の食べ方が続くと、栄養不足で夏バテになりかねません。
栄養バランスを考えるなら、「糖質+たんぱく質+野菜」のセットを意識して。
素麺に冷しゃぶサラダや天ぷらの盛り合わせ、ゴーヤチャンプルなどをプラスすれば、バランスアップ!
また、麺つゆに豆乳や刻んだオクラを入れるだけでも、栄養補給に一役買いますよ。
・日本食品標準成分表2015年版(七訂)
・ 旬の野菜の栄養事典(吉田企世子/エクスナレッジ)
参考
sazukaru代表。管理栄養士。 39歳で体外受精を経験し、40歳で第一子を出産。自身の経験から、不妊治療をされている方に向けた「授かるごはん」講座を主宰する。 人気サイト「服部幸應先生の1週間ダイエットレシピ」の監修経歴をもち、現在は雑誌やサイトの栄養監修なども手掛ける。