高たんぱく低カロリーとして、以前大ブームになったサラダチキン。今、サラダチキンに次ぐ高たんぱく低カロリー食材として“カニカマ”が注目されているのをご存知ですか?
今回はこのカニカマのメリットとデメリットについてお伝えします。
カニカマの栄養メリット
カニカマは魚(主にスケトウダラ)のすり身から作られるカニ肉状の練り製品で、近年では海外でも「surimi(スリミ)」の名称で親しまれています。
たんぱく質ブーム・筋肉ブームの今、このカニカマがダイエッターやトレーニングをしている人の間で”高たんぱく低カロリー”な食材として話題に。
実際、カニカマのたんぱく質は12.1g、脂質は0.4g、カロリーは89kcal(100g中)と、まさしく高たんぱく低カロリーです。
調理の必要がなく、パッケージを開ければ手軽に食べられるところも人気の理由でしょう。
さらにカルシウムも豊富なのが嬉しいところ。
なんと、カルシウム食品の代表である牛乳よりも多いのです。100g中、カニカマのカルシウム量は120㎎に対して牛乳は110㎎。魚介の練り製品はかまぼこや竹輪などいろいろと種類がありますが、その中でもカルシウム量はNO.1です。
カニカマの塩分に気を付けて!
手軽でおいしく、たんぱく質もしっかりとれる優秀食材のカニカマですが、唯一の欠点は塩分が多いこと。
これは練り製品全般にいえることですが、カニカマの塩分量はその中でも多いほうに入ります。
おやつや運動後にカニカマを食べる方がいらっしゃいますが、日常的に食べていると塩分のとり過ぎになってしまう可能性が。
よって、たんぱく質チャージのローテーションのひとつとして活用したり、料理の具材のひとつとして何かと組み合わせたりするなど、塩分過多にならないよう上手に取り入れましょう。
お弁当に活用できるカニカマアレンジ
お弁当を作るとき、赤い色のミニトマトは欠かせないという方は多いでしょう。お弁当での赤いおかずは彩りの面で欠かせませんが、ミニトマトだけでマンネリ化していませんか?
そんな赤いおかずとして活用できるのが、カニカマです。お弁当の隙間埋めになる簡単カニカマアレンジをご紹介します。
まず、カニカマ1本を3つに手で裂きます。
お弁当にちょこんと添えると、かわいいですよ。
まとめ
手軽にたんぱく質補給ができると話題のカニカマは、まさに理想的な高たんぱく低カロリー食材です。
しかも牛乳よりもカルシウムが多く含まれるという特長もあります。
ただし気を付けたいのは塩分の量です。カニカマは練り製品なので塩分が多く含まれます。日常的に食べていると塩分過剰になってしまう恐れがありますので、適度に取り入れるようにすると、カニカマ成分の恩恵を受けることができますよ
参考
sazukaru代表。管理栄養士。 39歳で体外受精を経験し、40歳で第一子を出産。自身の経験から、不妊治療をされている方に向けた「授かるごはん」講座を主宰する。 人気サイト「服部幸應先生の1週間ダイエットレシピ」の監修経歴をもち、現在は雑誌やサイトの栄養監修なども手掛ける。