お弁当やサラダによく使われるのが、ミニトマト。

でも、1パック買ったはいいものの、野菜室に放置してしわしわになってしまったことはありませんか?

今回はそんなミニトマトを復活させる方法をお伝えします。

ミニトマトとプチトマトの違い

小さいサイズのこのトマト、何と呼んでいますか?

ミニトマトでしょうか? プチトマトでしょうか?

実は、ミニトマトとプチトマトは違うものなのです。

ミニトマトとは、小さなトマトの総称です。そして、プチトマトはミニトマトの品種名のひとつなのです。

なので、スーパーに並んでいる小さなトマトは「ミニトマト」が正しいということになります。

その昔、あるメーカーがベランダで育てられる品種のプチトマトを発売して大ヒット。ただその後プチトマトにならって、さまざまなメーカーがミニトマトを発売したこともあり、現在はプチトマトという品種のトマトの販売は終了しています。

しわしわのミニトマトを復活させる方法

さて、使い勝手の良いミニトマトですが、うっかり使い忘れていて、気づいたら野菜室でしわしわになっていた…なんて経験はありませんか?

冷蔵庫の中は乾燥しています。長く保存をしていると、乾燥により水分が失われ、皮にしわが寄ってしまうのです。

そんなときは、水にしばらくつけておきましょう

15分くらいつけておくと、元通りのつやつやに!

ただ一見元通りになったように思えても、保存期間が長ければ鮮度は落ちています。

なるべく早めに食べきるようにしてください。

トマトは朝食べるのがおすすめ

トマトにはリコピンという赤色の色素成分が含まれていることは有名ですよね。このリコピンは抗酸化作用があるため、アンチエイジングに有効とされていますが、食べるタイミングによって吸収率が違うという研究報告があります。

朝、昼、夜でリコピンの吸収率が一番高いのは、朝です。

ということで、トマトは朝食で食べるのがおすすめ。 ミニトマトであれば時間のない朝でもヘタをとるだけで食べられるので、実践しやすいですね。

まとめ

使い勝手の良いミニトマトですが、冷蔵庫に置きっぱなしにしてしわが寄ってしまったという経験があるかもしれません。

そんなときは、あきらめてそのまま食べるのでなく、一度水につけてみましょう。

しばらくすると水分をすった皮に張りが出て、つやが取り戻せます。

またトマトに含まれるリコピンには抗酸化作用があるので、紫外線の多いこの時期にはうってつけの食材です。リコピンの吸収が一番高まるのは、朝。ミニトマトは時間のない朝にも手軽に食べられるお役立ち食材なので、無駄なくおいしく食べきりましょう。


管理栄養士
長 有里子

sazukaru代表。管理栄養士。 39歳で体外受精を経験し、40歳で第一子を出産。自身の経験から、不妊治療をされている方に向けた「授かるごはん」講座を主宰する。 人気サイト「服部幸應先生の1週間ダイエットレシピ」の監修経歴をもち、現在は雑誌やサイトの栄養監修なども手掛ける。

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