日に日に暖かさを感じる季節になりました。そうなると売り上げが伸びてくる食品があります。それが、ヨーグルトです。

今回は便秘改善としてヨーグルトと相性の良い食材をお伝えします。

“おかえりマンゴー”って何?

家事ヤロウ!!!(テレビ朝日公式) インスタグラムより

“おかえりマンゴー”をご存知ですか?

ヨーグルトにドライマンゴーを入れ、一晩おいておくとヨーグルトの水分でマンゴーがふっくらとします。これがまるで生のマンゴーかのように戻るため、「おかえり」というネーミングがついているのです。以前に流行ったことがあるのですが、TV番組で美容家のIKKOさんが紹介したのをきっかけに、再ブームに。

このヨーグルトとドライフルーツの組み合わせはおいしいだけでなく、栄養学的にみると便秘改善におすすめなんですよ。

ヨーグルト+ドライフルーツ=便秘改善

ヨーグルトに整腸作用があるというのは有名ですよね。よってヨーグルトだけ食べていれば便秘に良いと思っている方がいらっしゃいますが、それは間違いです。

腸を健康にするためには、ヨーグルトなどの発酵食品(乳酸菌など)に加え、食物繊維も必要です。

つまり、どちらかだけではなく両方一緒にとれるのが理想。その点“おかえりマンゴー”は、ヨーグルト(発酵食品)+果物(食物繊維)の組み合わせなので、W作用で便秘改善により役立つ食べ方になります。

専門的にいうと、乳酸菌などの人体に有用な菌と食物繊維の組み合わせはシンバイオティクスといい、腸内環境をととのえるのに有効だとされています。

マンゴー以外のおすすめドライフルーツは?

ヨーグルトに合うドライフルーツは、マンゴーだけではありません。

別のバージョンとしては、レーズンや干し柿がおすすめです。

レーズンはそのままヨーグルトに、干し柿は刻んでヨーグルトにイン。

乾物ヨーグルトにすると、ドライフルーツからの甘みがヨーグルトにつくので、砂糖やはちみつなしでもおいしくいただけます。

またヨーグルトは水分がドライフルーツに持っていかれるので、水分が抜けてギリシャヨーグルトのように。 ぜひ色々なドライフルーツで試してみてください。

まとめ

人気の“おかえりマンゴー”。これは、ドライマンゴーを入れたヨーグルトを一晩(8時間程度)おくと、ヨーグルトの水分でドライマンゴーが生のようなフレッシュな食感に戻ることから名づけられました。

このヨーグルトとドライフルーツの組み合わせは、発酵食品と食物繊維の組み合わせ。このふたつを一緒にとると、腸内環境をととのえやすくなります。

ドライマンゴーだけでなくレーズンや干し柿でもおいしく作れるので、お好きなドライフルーツで試してみてください。


管理栄養士
長 有里子

sazukaru代表。管理栄養士。 39歳で体外受精を経験し、40歳で第一子を出産。自身の経験から、不妊治療をされている方に向けた「授かるごはん」講座を主宰する。 人気サイト「服部幸應先生の1週間ダイエットレシピ」の監修経歴をもち、現在は雑誌やサイトの栄養監修なども手掛ける。

授かるレシピへ